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大阪府知事選
2011年11月29日14:35
- 1 名前:東京ロマンチカφ ★:2011/11/29(火) 09:38:55.24 ID:???
27日に行われた大阪府知事と大阪市長同時選挙で、地域政党の「大阪維新の会」所属候補が中央政党
支援候補を押さえ勝利したと日本のメディアが報道した。大阪市長選挙では大阪維新の会代表で前大阪府
知事の橋下徹候補が民主党と第1野党の自民党が連合して推した現市長に勝利した。大阪維新の会幹事長
の松井一郎候補も大阪府知事に新たに選出された。
今回の選挙は当初大阪市長選挙だけで予定されていたが、大阪府知事だった橋下前知事が先月、「市長に
なって大阪府と大阪市を統合する」として知事職を辞して市長選挙に立候補したことで知事選挙と市長選挙が
同時に行われることになった。ともすれば衝突する平松邦夫現市長に代わり直接市長になって自身の「大阪都
構想」を実現するということだった。大阪市の行政組織をなくし大阪府に編入させた後に大阪府を東京都に続く
第2の都にするという構想だった。市をなくすために自身が市長になるという逆発想だった。
選挙過程で既存政党に対する批判の声を高めた橋下氏が2010年創党した地域政党を土台に勝利した
ことに対して日本メディアは既存政党に対する国民の失望感が作用したためと分析した。韓国でいうならハンナラ党
と民主党が手を握って支援した候補が脱落したわけだ。
今回の選挙が日本全体の関心事になったのは40年ぶりに行われた知事・市長同時選挙の希少性、大阪都
構想の破壊力、スター政治家橋下の商品性のためだけではなかった。橋下氏の勝利に象徴される日本の政治
風土の変化に日本メディアと政界はさらに注目している。2008年に知事に当選した当時、橋下氏は自民党と
公明党の支援を受けた。だが、一連の改革政策が中央政治の壁を越えられないため、昨年「既存政党には
未来がない」として大阪維新の会を作った。今年4月の統一地方選挙では大阪府議会の過半数を獲得した。
大阪市と堺市議会でも第1党となり既存政党の立地を危うくしている。
既存の秩序をひっくり返す「橋下の反乱」に民主党と自民党は危機感を感じ、はやる気持ちから手を組んだ。
両党は大阪地域組織を通じ橋下のライバルとなる平松現市長を推したが流れを変えることはできなかった。
読売新聞25日付の世論調査によると日本国民の76%は「日本の政治が悪くなっている」と答えた。民主党
支持層の54%、自民党支持層の87%、支持政党がない無党派の83%がこのように答えた。政治的決断力を
見せられず3年にわたりまごついていうる与党民主党、ビジョンを見せることができない“老いた野党”の自民党、
5年間に首相が6人登場する虚弱な日本政治風土すべてに国民が背を向けているという話だ。
そこで橋下氏の成功をめぐっては、「地域政党と政治新人が突風を起こす日本政治の新しいモデルを提示する
のではないのか」という分析が提起されている。同じ脈絡で日本メディアは無所属の朴元淳(パク・ウォンスン)候補の
勝利で終わったソウル市長選挙、安哲秀(アン・チョルス)教授ブームなど韓国政治の変化にも注目したことがある。
橋下氏の浮上を警戒する懸念もなくはない。彼は「日本の最も情けない点は1人で戦争をできないということ」と
話すほど右翼的性向の人物だ。日本の新聞の最近の調査によると、日本国民の70%は「東日本大地震の
被害を乗り越え、失われた20年を取り戻してくれる強力なリーダーシップ」の出現を期待している。こうした土壌で
橋下氏の急浮上は、そうでなくても不安定な日本の政治構図をさらに混乱させることもありうる。すでに民主党との
連立政権に参加している国民新党では橋下氏と彼を支援した石原慎太郎東京都知事を中心にした保守新党
結成論が出てきている。「強力なリーダーシップ」だと包装された日本政治の右傾化が進むかもしれない。
http://japanese.joins.com/article/942/145942.html?servcode=A00%C2%A7code=A00
http://japanese.joins.com/article/943/145943.html?servcode=A00§code=A00