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朝鮮日報
2012年01月03日10:10
- 1 名前:なつあかねφ ★:2012/01/02(月) 20:09:14.47 ID:???
日本人が考える「理想的なリーダー」に、地方行政改革をリードする橋下徹・大阪市長、元在日
韓国人で日本に帰化した孫正義ソフトバンク社長らの名前が挙がった。日本国民は、景気低迷や
福島第1原子力発電所事故にもかかわらず政争ばかりを繰り返す政治家に失望し、強いリーダー
を待ち望んでいるようだ。
産経新聞が1日付で報じたところによると、理想的なリーダーを問うインターネット世論調査
の結果、1位は近代化革命の明治維新に大きく貢献した坂本龍馬、2位は戦国時代の混乱を収め
た織田信長、3位は江戸幕府を開いた徳川家康と集計された。
4位は政界を引退した小泉純一郎元首相。現役の人物では橋下徹市長が5位(現役政治家トップ)、
孫正義社長が7位、映画監督でお笑いタレントのビートたけしが8位にそれぞれランクインした。
経済人としては、孫社長のほか、松下電器産業(現:パナソニック)の創業者で「経営の神様」
とも呼ばれた松下幸之助(1989年死去)が6位に入った。
橋下市長と孫社長は、朝日新聞が先ごろ実施した「首相にふさわしい人物」を問う世論調査で
も、それぞれ2位と8位にランクインした。元弁護士の橋下市長は「大阪維新の会」という地域
政党を結成、公務員の給与削減などを推し進め、国政にも影響力を拡大している。孫社長は、
企業経営での迅速な意思決定と強いリーダーシップが高く評価された。また、昨年3月の東日本
巨大地震の際には、個人として100億円を寄付するとともに、脱原発を推進した。今回の調査
では、回答者の92%が「国政に、より強いリーダーシップが必要だ」と答えた。
一方、「リーダーにしたくない人物」のランキングでは、鳩山由紀夫元首相が1位、菅直人元
首相が2位、野田佳彦首相が5位に入った。鳩山元首相はしばしば発言を変える優柔不断さ、
菅元首相は大地震と原発事故への対処能力不足などが理由に挙がった。
東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報 2012/01/02
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/02/2012010201265.html
2011年10月09日16:43
- 1 名前:なつあかねφ ★:2011/10/09(日) 14:19:32.39 ID:???
すし職人の中澤圭二さん(48)がガラスケースの中から白い布巾に包まれたネタを取り出し、
高価な貴重品でも取り扱うかのように、ゆっくりと布巾を開いた。すしネタ用に切り分けられた
マグロだ。よく見ると、一般的によく目にする鮮明な赤い色ではなく、やや灰色がかっており、
もう少しで腐るのではないかと感じられた。中澤さんは「これは10日ほど熟成させたマグロの
トロだ」と説明した。中澤さんが鋭い包丁でトロを切り分け、シャリとともに握ると、一貫のトロ
のでき上がりだ。中澤さんは「これが本当の江戸前ずし」と静かにつぶやいた。
中澤さんは日本で「トップクラスの実力を持つすし職人の一人」と言われている。新宿にある、
中澤さんが経営する「すし匠」は、座席数が11席しかない小さな店で、予約しないと入れない。
客単価はおよそ3万5000円とかなり高級だが、店内はいつも客で一杯だ。営業時間は午後6時
からの1部と、同8時30分からの2部制となっており、いずれも連日満員になる。世界的なレスト
ランガイド「ザガット・サーベイ」東京版のランキングでも1位に選ばれるなど、東京では最高の
すし店として知られている。そんな中澤さんは「すし職人が選ぶ最高のすし職人」に選ばれた
こともある。
中澤さんは「最近の一般的な(刺し身をのせる)すしは、わずか50年ほどの歴史しかない」と
語る。すしの始まりは7世紀ごろ、フナなど淡水魚の内臓を取り除いたものを塩漬けにし、そこ
に飯を入れて発酵させて作ったものだという。食醢と呼ばれる韓国料理とよく似ている。それが
16世紀になると、魚の腹ではなく、弁当箱のような木枠に飯と切り分けた魚を入れ、短くて数日、
長い場合は数カ月間熟成させて食べるようになった。
そして19世紀半ば、江戸では酢飯に熟成させた魚をのせて食べるすしが登場した。江戸城の前
で売られたことから「江戸前ずし」と呼ばれた。今では一般的となっている鮮魚や活魚のすしは、
冷蔵・冷凍技術や低温流通システムが整った1950年代から60年代に登場した。現在、日本では
熟成させた魚と生の魚をネタとして使用するすしの双方を「江戸前ずし」と呼ぶ。
中澤さんは「熟成させた魚を使用したすしが本来の江戸前ずし」と語る。78年にすし業界に足を
踏み入れた中澤さんによると「新鮮な魚を使うすし店が東京に現れるようになったのは60年代
からで、80年代後半からは熟成させたネタを使うすしがほとんどなくなり、新鮮なネタばかり
になった」という。中澤さんが93年にすし匠を開業した当時の思いは「江戸前ずしの原点に返
ること」だった。中澤さんは「以前は技術がなかったためネタを熟成させたが、私が魚を熟成
させるのはうま味を出すためだ」と話した。
中澤さんが考えるすしの味は「バランス」と「調和」から生み出される。バランスとは「うまみ」
と「酸味」のバランスだ。中澤さんは「うまみと酸味は熟成を通じて深まる。冷凍マグロは酸味
がないため、うまいとは感じられない」と話す。もう一つの調和は、シャリ、ネタ、わさび、しょう
ゆが混ざり合ってすしの味を完成させることを意味する。「熟成させたネタで握ったすしを口
に入れた瞬間、シャリとネタの調和が最も理想的になる」というのが中澤さんの持論だ。
中澤さんがネタを熟成させる期間は、短くて数時間、長いときは数カ月など、ネタによってそれ
ぞれ異なる。マグロは、最初は大きな固まりに切り分け、涼しい場所で10日ほど熟成させる。
サバやコハダなどの青魚は塩もみして酢で洗う。ヒラメなど白身の魚は昆布で包み、水分を取り
除いてうまみを出すが、塩麹につけ込むこともある。現在、すし匠で修行中のロッテホテル日本
料理店のチョン・ビョンホさんは「韓国人は魚が腐っていると思って食べないだろう」と言って
笑った。
中澤さんは10月に韓国を訪問し、ロッテホテルで「元祖江戸前ずし」を披露する予定だ。今回
その準備のためソウルを訪れた中澤さんは、韓国で流通している魚を自分の目で確認し、韓国
料理も味見した。韓国料理について中澤さんは「熟成によって生み出された強い辛み、酸味、
うまみがしっかりと調和している。この味が分かる韓国人なら、魚を熟成させたすしの味も理解
できるだろう」と話した。
東京=金成潤(キム・ソンユン)記者
朝鮮日報 2011/10/09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/09/2011100900021.html